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2023.05.30

AGA治療で起きる初期脱毛とは?初期脱毛の原因や期間を解説

「よく聞く初期脱毛ってなに?」

「AGA治療の初期脱毛ってなぜ起きるの?」

このように、AGA治療の初期脱毛について不安を抱えていませんか?

AGA治療を開始すると、初期脱毛と呼ばれる抜け毛症状を起こすケースがほとんどです。

初期脱毛が起きると、「治療をはじめたら抜け毛がひどくなった」「効果がない」と感じる方もいるかと思いますが初期脱毛は薬の成分が効いている証拠です。
そのため、初期脱毛で抜け毛が増えても治療を続けることが大切です。

ただし、AGA治療に使用する薬には種類があり、なかには初期脱毛を起こしにくい薬もあるので人によっては初期脱毛が起きないこともあります。

こちらの記事ではAGA治療で初期脱毛が起こる原因や期間、AGA治療薬の種類、初期脱毛の対策法について解説します。

AGA治療で起こる初期脱毛とは?治療の初期段階の脱毛症状

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AGA治療を開始すると、初期脱毛が起こる可能性があります。

初期脱毛とは、AGA治療の初期段階で一時的に抜け毛が増えてしまう症状のことです。
抜け毛の量や症状が続く期間には個人差がありますが、症状開始から1〜3ヶ月程度でおさまるケースが多いと言われています。

AGA治療を開始したのにかえって抜け毛が増えると「効果がない」「悪化した」と思う方も多いかと思います。
しかし、初期脱毛は副作用ではなく、むしろ薬の効果が効きはじめている証拠です。

初期脱毛の症状が落ち着けば、徐々に発毛・育毛の効果を実感することができます。そのため、初期脱毛が起きても不安にならずに治療を継続しましょう。

初期脱毛が起こるメカニズム

初期脱毛が起こるメカニズムには、髪の毛の「ヘアサイクル」が関係しています。

ヘアサイクルとは、髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの期間のことです。
髪の毛は、太く濃く成長する「成長期」、成長が止まる「退行期」、成長が終わって抜け落ちる「休止期」の3つの周期を繰り返しています。

AGAによって抜け毛が増えるのは、このヘアサイクルが乱れて成長期が短くなり、髪の毛が成長しきる前に抜け落ちることが理由です。
また、AGA治療はこの乱れたヘアサイクルを整える治療です。

AGA治療でヘアサイクルを正常に戻す際、休止期の古い髪の毛が抜け落ち、新たな髪の毛に生え変わります。
この現象が「初期脱毛」です。

初期脱毛の期間はいつからいつまで?持続期間は1〜3ヶ月が目安

初期脱毛の期間には個人差がありますが、1〜3ヶ月程度が目安です。

また、初期脱毛の症状が起こりはじめるのは、治療を開始してから10日〜1ヶ月後が目安です。

ただし、初期脱毛の期間ずっと抜け毛の量が多いというわけではありません。
抜け毛が増えたり減ったりして、徐々に抜け毛の量が落ち着いていくケースが一般的です。

なお、なかには初期脱毛が起きない人もいます。

2回目の初期脱毛が起きる可能性はある?

初期脱毛が終わって、2回目の初期脱毛の症状が起きる可能性はあります。

特に1回目の初期脱毛の後に成長した髪の毛が細く短い場合、より健康な髪の毛に生まれ変わろうとして2回目の初期脱毛が起こりやすいとされています。

ただし、初期脱毛は時間が経てば症状が落ち着いていくので、過度に心配する必要はありません。
2回目の初期脱毛が起き、どうしても不安な場合は治療をやめるのではなく一度担当の医師に相談しましょう。

初期脱毛が起こる可能性があるAGA治療薬

AGAの治療法にはさまざまありますが、基本的に内服薬か外用薬による投薬治療が一般的です。

AGA治療で処方される治療薬は主に以下の3種類です。

  • ミノキシジル
  • フィナステリド
  • デュタステリド

すべてのAGA治療薬が初期脱毛を起こしやすいわけではありません。
上記のなかでミノキシジルは初期脱毛を起こしやすいですが、そのほかのAGA治療薬は初期脱毛を起こす可能性が低いです。

以下では、それぞれの治療薬の特徴や作用について解説します。

1.ミノキシジル

ミノキシジルは、髪の毛の成長因子を産生させて発毛を促進する成分・薬です。
休止期の髪の毛を成長期へ移行させ、成長期の期間を延ばす作用が期待できます。

ミノキシジルを服用するとヘアサイクルが整い、もともと生えていた細く短い髪の毛は新しい髪の毛に押し出されて抜け落ちます(初期脱毛)。
初期脱毛が起きるのはミノキシジルの作用が効いている証拠です。

また、ミノキシジルには内服薬と外用薬の2つのタイプがあります。

飲むタイプの内服薬は、塗るタイプの外用薬よりも成分の浸透率が高い一方で、副作用が起こる可能性が高いです。
それに対して外用薬は副作用の可能性は低いものの、治療効果がゆるやかです。

すでにAGAが進行している患者さまには、基本的にミノキシジルの内服薬が処方されます。

2.フィナステリド

フィナステリドは薄毛の進行を予防する成分・薬で、製品名は「プロペシア」です。

AGA発症の原因物質となる男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」は、男性ホルモンの「テストステロン」と、人間が持つ還元酵素「5αリダクターゼ」が結合して生成されます。

AGAはDHTのはたらきによってヘアサイクルが乱れ、薄毛が進行する脱毛症です。

フィナステリドにはその5αリダクターゼのはたらきを阻害する作用があり、DHTの生成を抑制してAGAによる薄毛の進行を抑制します。

また、フィナステリドはミノキシジルと違って毛母細胞に直接はたらきかける効果はありません。
初期脱毛は毛母細胞が活性することで起こる症状なので、フィナステリドによって初期脱毛が起きる可能性は低いです。

3.デュタステリド

デュタステリドは薄毛の進行を予防する成分・薬で、製品名は「ザガーロ」です。

フィナステリドと同様に、デュタステリドには5αリダクターゼのはたらきを抑制し、DHTの生成を妨げる作用があります。

DHTはヘアサイクルを乱す原因となる物質なので、DHTの生成量を減少させることで抜け毛の進行を抑える仕組みです。

フィナステリドとデュタステリドの違いは、薬の作用範囲です。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があり、フィナステリドはⅡ型のみに作用するのに対して、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方に作用します。

また、デュタステリドにはもう毛母細胞を直接刺激する作用がないため、デュタステリドのみの治療で初期脱毛が起こる可能性は低いです。

AGAがあまり進行していない場合は、フィナステリドかデュタステリドが処方されるケースが一般的です。
ただし、すでに薄毛が進行している場合はミノキシジルを併用してAGAを治療することがあります。

AGA治療の初期脱毛と通常の抜け毛の見分け方

初期脱毛と通常の抜け毛を見分けるポイントは、抜け毛の形とタイミングです。

抜けた毛が細くて短い場合は、初期脱毛によって抜けている可能性が高いです。

ヘアサイクルの乱れにより成長期が短くなった髪の毛は、細くて短いという特徴があります。
AGA治療でヘアサイクルを元に戻す時、すでに生えている毛は細くて短いので初期脱毛による抜け毛も細くて短いものが多いです。

また、AGA治療を開始して10日〜1ヶ月で初期脱毛を起こるので、治療開始から1ヶ月程度経って抜け毛が増えたと感じたら、初期脱毛の可能性が高いです。

ただし、太い毛や長い毛ばかり抜け落ちるという場合は、初期脱毛以外の症状も考えられます。

初期脱毛に対策法はある?改善は難しいが日々のケアが大切

初期脱毛の抜け毛を防ぐ方法がないか気になっている方も多いかと思います。

AGAの初期段階で、あまり薄毛が進行していない方であればミノキシジルを使用しないという選択肢で初期脱毛のリスクを減らすことができます。

しかし、すでに薄毛が進行している方の場合、治療で初期脱毛はどうしても起こりうるものなので、対策して防げるものではありません。

そのため、初期脱毛は必要な期間と考え、「古い髪の毛を押し出して新しい髪の毛が生えている良い兆候」として前向きにとらえることが大切です。

また、新しい髪の毛を健やかに育てるために日々のケアも心がけることが大切です。

過度な飲酒はDHTを増加させますし、喫煙は血行不良を促すため、日々の生活習慣を見直して、健康な髪の毛の成長を促しましょう。

AGA治療の初期脱毛で見た目がひどい時のごまかし方

「初期脱毛がやばい」「見た目が気になる」という場合、次の3つのごまかし方があります。

  • 帽子を被る
  • かつら(ウィッグ)を被る
  • 髪型を変える

頭頂部や前頭部の抜け毛が激しい方は帽子を被って隠しましょう。
帽子の形やデザインにこだわれば、おしゃれを楽しみつつ薄毛をカバーできます。

帽子以外にも、かつらで薄毛部分を隠す方法もあります。
ただ、被って蒸れると頭皮が不潔な状態になり、髪の毛の成長に悪影響なので、できる限り蒸れにくいものを選ぶのがおすすめです。

また、帽子やかつらで隠すことに抵抗がある方は、髪型を変えるのも選択肢のひとつです。髪を流したり全体を短くカットしたりして、薄毛を目立たなくすることができます。

AGA治療で初期脱毛が止まらない時の原因

AGA治療で初期脱毛が止まらない場合は次の3つの原因が考えられます。

  • 頭皮が炎症を起こしている
  • 生活習慣が乱れている
  • AGA以外の原因で抜け毛が起きている

頭皮が炎症を起こしていると健やかな髪の毛の成長をさまたげてしまい、抜け毛が増える可能性があります。

ミノキシジル外用薬を使用している場合、まれに頭皮にかゆみ・かぶれの症状を起こすことがあるので、特に肌が弱い方や敏感肌の方は注意が必要です。

そのほか、生活習慣の乱れも髪の毛の成長をさまたげます。
初期脱毛が長く続く場合は、睡眠時間や食生活、ストレス発散など日々の生活習慣に気をつけましょう。

また、AGA以外の原因で抜け毛が起きている可能性も考えられます。

通常は初期脱毛は1〜3ヶ月程度で徐々におさまりますが、2〜3ヶ月しても抜け毛がよくならない場合はAGA以外の脱毛症が考えられます。

AGA以外の脱毛症として考えられるものは「脂漏性脱毛症」「牽引性脱毛症」「円形脱毛症」などです。
それぞれの脱毛症は治療法が異なるので、AGAの治療を受けても抜け毛が改善できず、正しい治療を受ける必要があります。

初期脱毛が止まらない場合は、まずは通っているクリニックや病院に相談してみましょう。

初期脱毛が終わる兆候はある?見た目でわかるものはない

初期脱毛が終わるかどうかは、見た目でわかるものではありません。
症状は徐々におさまっていきますが、抜け毛が増えたり減ったりすることもあるので終わる兆候を見分けるのは困難です。

症状がおさまるまでの目安は1〜3ヶ月と考えておきましょう。

まとめ

AGA治療を開始すると「初期脱毛」と呼ばれる脱毛症状を起こすことがほとんどです。乱れたヘアサイクルを薬で正常に戻す時に、どうしても毛が抜けてしまいます。

初期脱毛は治療開始から10日〜1ヶ月後にあらわれはじめ、1〜3ヶ月ほど症状が持続します。

初期脱毛を防ぐことはできないため、「初期脱毛は薬が効いている証拠」と前向きに考えることが大切です。

AGA治療の初期脱毛が不安な方は、一度AGA専門のクリニックに相談してみてください。
AGA専門のクリニックであれば一人ひとりの薄毛の進行状態や悩みに対して、適した治療法を提案してもらえます。

田名部 隆人
田名部 隆人

コンプレックスを解消してモテ男になりたい男性のために信憑性の高い「お役立ち」情報を発信中。

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