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2023.02.23

自毛植毛ってどんな治療?治療方法やメリット・デメリットについて

薄毛を改善する手段の一つに「植毛」という治療方法があります。

「植毛」という言葉自体を聞かれたことがある方も多いと思いますが、実際にどのような治療方法を用い、どのような効果があるのかについては詳しく知らないという方も多いと思われます。

植毛はこれまで最もオーソドックスな治療方法であるAGA治療薬を服用しても思うような効果があまり得られなかった方や、薬を服用した治療が困難な方でも自然な生え変わりを実現できる大変有効な治療方法です。

ここでは自然な生え変わりを実現できる自毛植毛についての詳しい治療内容や施術方法、治療を行ううえでのメリット・デメリットを中心に解説していきます。

まずは知っておこう!育毛・発毛・増毛・植毛の違い

AGAについて調べていると「育毛」「発毛」「増毛」など、似たような意味の言葉がよく出てきます。

実際に髪の毛のボリュームアップを目的としている意味では大した違いはありませんが、言葉の意味を理解しておくことで、どの手段を取っていけばあなたが目指す理想の姿に近づける方法なのかが理解できます。

それぞれの違いについてみていきましょう。

育毛

育毛は現存する髪の状態を維持、または健康的に保つことを目的としています。

保湿や血行促進、頭皮マッサージなど頭皮環境を整える施術が一般的な方法で、頭皮の治療というより、頭皮のケアと認識しておくとイメージしやすいかと思います。

発毛

AGA治療薬などで新しい髪の毛を生やすことを目的としています。

薄毛の原因である男性ホルモンの影響を抑制して健全なヘアサイクルに戻す働きを促します。

増毛

増毛は自分の毛髪に人工毛を結びつけたり、人工毛のシートを頭皮に接着させて人工的に髪を増やす方法です。

部分的なかつらやつけ毛をイメージしてもらうとわかりやすいですが、育毛や増毛と違って即効性が高いことがメリットとして挙げられます。

植毛

植毛は直接頭皮に毛髪を植え込む施術で、AGA治療と同じく医療行為にあたります。

苗を田んぼに移植するように、薄毛や毛髪を生やしたい箇所に植え込んでいきますが、植毛の方法や種類、特徴がそれぞれあります。

自毛植毛の種類と特徴

自毛植毛は患者様自身の後頭部からドナーを採取して生やしたい箇所に移植する治療方法ですが、その施術方法にはいくつかの種類があります。

ここでは代表的な2つの方法についてご紹介します。

FUT法

FUT法は医療用のメスを使って後頭部から移植するためのドナーを採取する施術方法です。

一度に採取できるドナー株も多く採取時のドナーの切断も少ないため、安定して質の高いドナー株を摂取できる方法として知られています。

施術時間や治療費もFUE法と比較して負担も少ないですが、メスを使って採取するため頭皮への負担は少々大きくなります。

FUE法

FUE法は医療用のメスを使わず、特殊なパンチ状の医療器具を使って毛包ごとくり抜く施術方法です。

一般的に「切らない植毛」として認識されていて、従来のFUT法と比較して頭皮への痛みが少なく、術後の傷跡も小さいことが特徴として挙げられます。

しかし、あまりパンチ穴が小さいと採取の途中でドナーが切断されてしまう恐れもあり、パンチ穴が大きいと頭皮への負担も大きくなるなど、高い医療技術が必要な方法です。

どちらもAGAの影響を受けていない元気な毛髪組織を採取して移植しますが、採取する方法が異なります。

他にも数種類の植毛針を使って採取するニードル法や、採取した直後にドナーを冷却して鮮度を維持するスマートブラフト法、特殊な精密ロボットによるALTAS植毛など様々な採取方法があります。

自毛植毛と人工毛植毛の違いについて

植毛治療の選択肢の一つに、植毛用の毛髪を自分の毛髪で移植するか人工毛を使って移植するかの2択があります。

それぞれのメリット・デメリットについてかんたんにまとめてみました。

自毛植毛のメリット・デメリット

メリット

自分の毛髪を使うため拒絶反応が起こりにくい

自毛植毛の場合、患者様自身の毛髪を使用するため、移植後の拒絶反応が起きにくいことが挙げられます。

自然な仕上がりが実現できる

自毛植毛は上手く生着すれば他の毛髪と同じように成長していきます。

人工毛とはひと味違った自然な仕上がりに期待できます。

術後も安定した自毛発毛が実感できる

移植が成功することで、術後も安定した自毛発毛が実感できます。

個人差はありますが、治療から3〜4年経過しても自然な生え変わりを実感されている方も少なくありません。

デメリット

植毛部分にしか効果が得られない

植毛した部分にしか効果がなく、他の箇所で薄毛が進行してしまう可能性があります。

その場合、また植毛を行うか別の治療方法で薄毛の進行を抑制する必要が出てきます。

生着できなければ毛髪は抜け落ちる

植毛を行う前に生着に問題がないか診察を行ったうえで治療に進みますが、実際に治療を行ってみて何かしらの原因で上手く定着しない可能性もゼロではありません。

治療を行う際は万が一のリスクとして予め認識しておく必要があります。

他のAGA治療よりも費用が高額

高度な医療技術と手間が必要な治療のため、他のAGA治療と比べても高額になってしまいます。

全体の予算や月々支払いできる金額と相談しながら治療を検討するようにしましょう。

人工植毛のメリット・デメリット

メリット

人工毛のため本数や長さを自由に調節できる

人工毛植毛は合成繊維で作られた人工毛を使用するため、植毛する本数や髪の長さを理想に近い状態に行えます。

自毛植毛は採取できる箇所や本数に制限が出てしまいますが、人工毛にはその心配がありません。

デメリット

拒絶反応や感染症を引き起こす可能性がある

自身の毛髪ではなく人工的な毛髪を移植するため、拒絶反応を引き起こす可能性があります。

定期的なメンテナンスが必要

自発的な発毛に期待できる自毛植毛と比較して、不自然な生え方にみえないように定期的なメンテナンス費が発生します。

他のAGA治療よりも費用が高額

人工毛植毛も自毛植毛と同様に、高度な医療技術と手間が必要な治療のため他のAGA治療と比べても高額になってしまいます。

全体の予算や月々支払いできる金額と相談しながら治療を検討する必要があります。

総額は一体いくらぐらい⁉植毛の治療費相場について

AGAの治療は自由診療で全額自己負担になることから、オーソドックスなAGA治療薬による治療でも月々1〜2万円は負担が必要と高額な負担が必要です。

そんなAGA治療の中でも高度な医療技術と手間が必要な植毛は、全てのAGA治療方法の中でもトップクラスの高額治療費になります。

移植するグラフト数によって費用は変動するため、個人によって負担額は大きな差がありますが、生え際で軽いM字部分を修正しようとすると約500グラフトは必要です。

各クリニックによって1グラフトあたりの単価も違いますので、あくまで目安になりますが500グラフトだと相場では約40〜80万円で設定しているところが一般的です。

ちなみに前頭部から頭頂部と全体的に薄毛が進行してしまっている方では、約3,000グラフトが必要で総額で約200万〜300万円ほどの治療費になると言われています。

メディカルローンを有効活用しよう

高額な治療費が必要になってしまうため、植毛に興味関心があってもなかなか一括で払う余裕もなく、治療まで踏み込めないという方も多いと思います。

そんな時に有効活用したいのがメディカルローンです。

多くのAGAクリニックではメディカルローンが使用できるようになっており(審査が必要です。)高額な治療費を分割することで月々の費用の負担を大きく抑えることができます。

自毛植毛は上手く定着することで「半永久的」な自毛発毛が可能なため、長期的な視点で考えれば大変効率も良くコスパの高い治療法とも言えます。

植毛施術の一般的な流れ

植毛施術の方法にはいくつか種類がありますが、ここでは診察から術後までの一般的な流れについて解説していきます。

STEP1 医師とのカウンセリング

予約した日時に来院していただき、専門医によるカウンセリングと診察を行います。

頭皮の状態を確認しながら自毛植毛の適合を判断し、最適な治療方法を提案します。

治療内容に承諾いただければ治療を行う日程を調整し、施術日を決定します。

STEP2 デザインとマーキング 

植毛を行う箇所のデザインとマーキングを行います。

採取部分のカットが必要な場合は、この時に一緒に採取できるように準備します。

STEP3 ドナー採取

後頭部や側頭部から自毛植毛が可能なドナーを採取します。

採取する箇所に局所麻酔を使用して、採取時の痛みをほぼ感じないようにします。

STEP4 植毛の施術

採取したグラフトを移植する箇所にホールを作成し、作成したホールにグラフトを移植して植毛していきます。

術後はしばらく体を休めていただいたあと、日帰りで帰宅が可能です。

STEP5 術後の経過観察

移植した毛髪は薄毛になりにくい性質を持っていますので、定着すると自然に生え変わり続けることが可能です。

移植した毛髪が生え変わっていくには約半年〜1年ほど必要で、即効性はありませんが不自然な生え方をしないため、周囲にはバレにくいのが自毛植毛の特徴として挙げられます。

植毛は高度な医療技術と実績を誇るクリニックに相談しよう

ここでは自毛植毛の治療方法や特徴、治療を行ううえでのメリット・デメリットを中心にお伝えしてきました。

植毛はあらゆるAGA治療を行ってきたけど、思うような効果が出ずに諦めかけている方にも希望が持てる治療方法です。

しかし、ドナーの採取や移植、治療時間も3〜4時間ほどと他の治療方法と比べても身体の負担や費用も高額になりますので、いきなり自毛植毛を選択することはあまりオススメできません。

初めてAGA治療を開始される方は、まずはフィナステリドやミノキシジルを主成分としたAGA治療薬による治療から始めてみるようにしましょう。

体質や既往歴によって治療薬の服用ができない、または他の治療方法でも思うような結果が出なかった方、長期的な自毛発毛を実感したい方に適した治療方法です。

ただし、植毛を行っていればどこでも良いわけではなく、高度な医療技術や知見が必要な施術になりますので、クリニックの植毛技術や実績を事前に確認することが大事です。

実績あるクリニックで植毛の専門医に相談しながら、しっかり考慮して始めてみるようにしてください。

田名部 隆人
田名部 隆人

コンプレックスを解消してモテ男になりたい男性のために信憑性の高い「お役立ち」情報を発信中。

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