2023.02.28
【AGA治療薬】フィナステリドは効果あり？副作用でEDになるのは本当か
AGA治療において、ポピュラーな治療薬『フィナステリド（プロペシア）』。
抜け毛の予防に効果があると言われていますが、
「フィナステリドってよく聞くけど、本当に効果はあるの？」「副作用が気になる」と、色々疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか？
そこでこの記事では、フィナステリドの効果や副作用について詳しく解説していきます。
また、飲み続ける期間や費用についても触れていますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい！
AGA治療を続けるために、少しでも前向きになって頂ければ幸いです！
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フィナステリド（プロペシア）とは
『フィナステリド』とは、薄毛の進行を抑制する効果が期待できるAGA治療薬。
アメリカの医薬品管理局である「FDA」でも認可されており、日本を含め世界60カ国以上で広く利用されています。
フィナステリドとプロペシアの違いって？
薄毛の抑制の薬としてよく聞くのが、『フィナステリド』や『プロペシア』。
では、この2つの違いはなんなのでしょうか？
実はフィナステリドとは、薬の名前ではなく成分の名前。
プロペシアは、アメリカのメルク社が開発したフィナステリドを含んだ先発医薬品です。
プロペシアのジェネリック医薬品として「フィナステリド錠」という薬が処方されることもあります。
フィナステリド錠の他にも、フィナステリドを含むAGA治療薬はいくつか存在します。
まとめると以下のようになります。
- フィナステリド：有効成分の名前
- プロペシア：フィナステリドを含んだ、先発医薬品
- フィナステリド錠：プロペシアのジェネリック医薬品
フィナステリド（プロペシア）の増毛効果はどれくらい？
「高いお金を払うのに効果が出なかったら…」「薬を飲むだけで効果が出るのか」と不安ではないですか？
ここからは、フィナステリドの効果について口コミも混えてお伝えしていきます！
フィナステリドの効果
フィナステリドには「薄毛の進行を抑制する効果」が期待できます。
実は、フィナステリドを服用した方90%以上に効果が現れているという結果があるほど、効果が認められている治療薬なのです。
しかし、フィナステリドの服用だけでは効果はありません！
他の治療薬も併用して服用することがベストな治療方法です。
参考：日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
ヘアサイクルを正常に戻せるのが「フィナステリド」
AGAが発症する原因は、男性ホルモンと体内の還元酵素が影響していると考えられています。
フィナステリドには、AGA発症の原因である、髪の中にある還元酵素「5aリダクターゼ」を阻害する働きがあります。
5aリダクターゼを阻害することで、ヘアサイクルを正常な状態に戻すことが可能！
正常なヘアサイクルに戻すことで、太くこしのある髪に成長でき、抜け毛の予防に繋がるというわけです。
効果が現れる期間
フィナステリドの効果が現れる期間は、一般的に3ヶ月〜6ヶ月程度かかるといわれています。
正常なヘアサイクルに戻るためには時間が必要なため、服用してすぐに効果は実感できません。
「6ヶ月使用してみたけど効果がない」と諦めてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、1年程度を目安に継続してみてください！
効果実感のためには長期戦になることは、念頭に置いて治療をスタートしましょう。
フィナステリド（プロペシア）に副作用はある？
フィナステリドの副作用について不安に感じる方も多いでしょう。
ここからは副作用や注意点について解説していきます。
フィナステリドを服用した際に現れる可能性がある副作用としては、以下の3つの症状が挙げられます。
- 初期脱毛
- 性欲減退・ED
- 肝機能障害
初期脱毛
フィナステリドを服用し1ヶ月程度すぎた頃に、一気に抜け毛が増えることがあります。
それが「初期脱毛」と呼ばれる症状です。
一気に抜け毛が増えると聞くと不安になるのも当然。
しかし、初期脱毛は薬の効果が出ているサインなのでご安心を。
また、「初期脱毛が起こらないケース」もあるので不安に感じすぎないようにして下さい。
初期脱毛が起きる期間には個人差がありますが、一般的に1ヶ月〜3ヶ月続くと言われています。
しかし、あまりにも長い期間、抜け毛の症状が治らない場合は病院やクリニックに相談しましょう！
性欲減退・ED
フィナステリドの服用で、性機能障害が起こってしまうこともあります。
原因としては、フィナステリドが男性ホルモン「テストステロン」に作用してしまうことが考えられます。
テストステロンは男性の性機能に密接に関わっている、大切なホルモン。
AGA治療によってテストステロンが減少してしまうと、EDや性欲減退などの症状が起きる可能性があります。
発症頻度は低め
しかし、性欲減退・EDなどの副作用の発症頻度は低いと言えます。
実際に、フィナステリドを含む治療薬「プロペシア」の販売元MSD株式会社によると、
- 性欲減退：1~5%未満
- 勃起不全（ED）：1%未満
という臨床試験の結果が出ており、副作用に対し異常に神経質になる必要はなさそうです。
参照：MSD株式会社
肝機能障害
フィナステリドは、肝臓で代謝される薬。
そのため、肝臓にある程度の負担がかかり、肝機能障害を起こしてしまうリスクも考えられます。
ただ、肝機能障害はフィナステリドに限った話ではなく、どんな薬を服用しても同じリスクが起きる可能性があるので、不安に感じすぎないで下さい。
肝臓病などの持病がある方は、事前に医師へ相談しておきましょう。
フィナステリド（プロペシア）の服用方法
フィナステリドを服用する上で注意するべきポイントは3つ。
フィナステリド服用時の注意点
- 0.2mgを1日1回1錠！服用量は必ず守る
- 女性や未成年は服用禁止
- 分割・粉砕しない
フィナステリドは絶対に女性や未成年には使用しないで下さい！
特に妊婦さんや妊娠する可能性がある女性は、フィナステリドが体に悪影響を及ぼし、男性胎児の生殖器の発育に悪影響を及ぼす可能性があります。
使用方法は必ず守るようにしましょう！
フィナステリド（プロペシア）の治療費用
フィナステリドには、先発品の「プロペシア」とジェネリック医薬品「フィナステリド錠」などがありますが、効果についてはほとんど違いはありません。
ただ、AGA治療は保険適用外。
クリニックによっては費用が違ってくるので、ここではフィナステリドの費用相場について解説していきます。
費用相場は「3,000円〜10,000円/月」
- プロペシア：6,000円〜10,000円/月
- フィナステリド錠：3,000円〜6,000円/月
先発品である「プロペシア」の方が少し高めの値段設定になっています。
効果に差はほとんどないので、コストを抑えたい方は、ジェネリック医薬品である「フィナステリド錠」がオススメです！
フィナステリドは病院・クリニックで処方してくれる
フィナステリドが含まれているAGA治療薬は、皮膚科・AGA専門クリニックで処方してくれます。
AGA専門クリニックでは、より患者様の症状に合わせた薬や治療方法を提供してくれますので「早く効果を感じたい！」という方は、AGA専門のクリニックへ相談に行くことをオススメします。
フィナステリドは継続して服用することが大切です！
この記事では、フィナステリドについて詳しく解説してきました。
以下にフィナステリドの基本情報をまとめます。
- 薄毛の進行を抑制する「守り薬」！
- フィナステリドを服用した方90%以上に効果あり
- 副作用が起こる可能性もある
- 1日1錠を服用する
- 費用相場は「3,000円〜10,000円/月」
フィナステリドは継続して服用することが大切。
めげずに根気強く続けていきましょう。
- 田名部 隆人
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