2023.02.28
【はじめてのAGA】AGAとは?原因や治療方法について詳しく解説します
「AGAってよく聞くけどなんなの?」「AGAの原因や治療方法が気になる」という男性、多いのではないでしょうか?
AGAとは成人男性が発症する脱毛症のことで、放置するとだんだん薄毛が進行していくという怖い症状です。
そのため「もう髪がなくなりそう…」となる前に早めの対策が必要。
この記事では、AGAをはじめて知る方・薄毛に悩んでいてAGA治療を検討中の方に向けて、AGAについて詳しく解説していきます!
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AGAとは?
AGAとは「男性型脱毛症」を意味します。
進行性の症状で、額の生え際や頭頂部を中心に、徐々に髪の毛が細くなり、抜け毛が増え、頭皮が見えるほど薄くなってくることが特徴です。
日本では約3人に1人がAGAで悩んでいるというデータもあります。
それほど多くの方が悩んでいる症状ということです。
AGAの症状は40代頃からみられるというイメージでしたが、最近は20代の若い世代でもお悩みの方が増加しています。
参照:Alopecia Androgenetica — Its Incidence in Japanese and Associated Conditions
AGAの症状について
AGA は徐々に髪が薄くなっていく症状ですが、特徴的な進行パターンがあります。
「ハミルトン・ノーウッド分類」という方法で9つの進行パターンに分類することができるので、現在のあなたの症状がどの状態か判断してみてください!
参照:EGRANT
分類指標の数字は、I型〜VII型の9つ。
数字が大きければ大きいほどAGAが進行していると言えます。
どうしてAGAになるの?
では、どうしてAGAになるのか、原因が気になるところです。
AGAの原因は主に2つあると言われています。
- 男性ホルモン
- 遺伝
ここからは、AGAの原因やメカニズムを詳しくみていきましょう!
男性ホルモン
ヘアサイクルが乱れによりAGAが発症しますが、そのヘアサイクルを乱すのが「男性ホルモン」の働き。
参照: AGAメディカルケアクリニック
男性ホルモンの働き
1. 男性ホルモン「テストロテン」と、男性ホルモン「5aリダクターゼ」が結合
2. 「5aリダクターゼ」が「テストステロン」を、より強力な「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変換する
3. 「DHT」が「男性ホルモン受容体」と結合し、脱毛因子「TGF-β」が増加
4.「TGF-β」が原因となり成長期がストップし、髪が成長する前に抜けていく
つまり、男性ホルモン同士が結びつき脱毛因子を増やしてしまうのです!
遺伝
「薄毛は遺伝する」と聞いたことがありませんか?
残念ながら、薄毛の遺伝は本当のことなんです。
遺伝によって引き継がれるのは、先ほど男性ホルモンの働きでご紹介した以下のホルモン。
- 「5aリダクターゼ」の活性度
- 「男性ホルモン受容体」の感受性
「5aリダクターゼ」の活性度が高いと体内にDHTを生み出しやすく、「男性ホルモン受容体」の感受性が高いと脱毛因子を増加させやすくなってしまいます…。
AGAに必ずなるというよりは、遺伝によりAGAになりやすい!ということです。
AGAは治るのか?治療期間について
結論から言いますと、AGA治療を行えば完全に薄毛が治るわけではありません。
残念ながら、AGAを完治させることは困難なのです。
ただ、治療を行うことでAGAの進行を抑えたり、毛量を改善することは可能です。
AGA治療を行う際は「完治」を目標とせずに、「ある程度失われた髪が生え揃う」「周りからは、はげと思われない状態」などをゴールとすることをオススメします!
AGA治療スタートから「3ヶ月〜6ヶ月」で効果がみられる!
AGA治療をスタートしてから効果が現れるまで、「3ヶ月〜6ヶ月」かかると言われています。(個人差があります。)
しかし、効果が出始めたからといって治療をストップするのは危険!
安心して治療をやめてしまうと、抜け毛の原因である男性ホルモンが再び働き始め、元の状態に逆戻りしてしまうのです。
改善された症状に合わせて、薬の量や治療の頻度を下げていくことが一般的です!
AGAの治療方法は3つ!
AGAの治療方法は主に以下の3つ。
- 投薬治療
- 植毛
- 注入薬
一般的とされる治療方法は治療薬による治療方法です。
治療薬には2種類あり、薄毛の進行を抑制する「内服薬」と、発毛を促す「外用薬」を服用します。
「agaの治療薬」について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
「自毛植毛」は、AGAが発症してない後頭部から健康的な毛根を採取し、AGA患部に移植します。
自毛植毛の生着率は82.5%以上。
他の治療方法よりも特に高い効果を得ることができますが、その分費用も高額になるということがデメリットです。
参照:「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」
「植毛」について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
「agaの治療方法」について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
AGA治療に副作用はあるのか?
AGA治療について分かったところで「副作用で余計にハゲるって聞いたけど…」など副作用が心配される方もいるのではないでしょうか?
しかし、AGA治療の副作用が起こる確率は「0.1%〜5.0%」と言われており、非常に低い確率で、ほとんど起こることはありません。
AGA治療薬だけでなく、どんな薬にも副作用のリスクはあります。
そのため副作用が起こるのは低い確率だとしても「もしかしたら副作用があるかも」くらいの覚悟は持っておくと良いでしょう!
AGA治療薬で起こり得る副作用
AGA治療薬の副作用で現れると言われている副作用は以下のような症状です。
- 頭皮のかぶれ・かゆみ
- うつ症状
- 性欲減退
- 勃起不全
- 呼吸困難
- 肝機能障害
ほとんど現れることはありませんが、もしもの時のために副作用が少なからずあることは把握しておきましょう!
ただ、治療薬によって「薄毛がひどくなる」ということはありませんので安心してください!
推奨度Aの治療方法を選択するとより安心!
AGA治療について、日本皮膚科学会がAGA治療のガイドラインを作成しています。
治療の推奨度として以下のように定められています。
- 推奨度A:強く勧められる
- 推奨度B:勧められる
- 推奨度C1:考慮しても良いが十分な根拠がない
- 推奨度C2:根拠がない
- 推奨度D:行わない方が良い
推奨度Aを受けているのは「フィナステリド」「デュタステリド」「ミノキシジル外用薬」の3つになります。
以上の3つを選べば副作用がないとは言えませんが、より安心感や効果が気になる方は、推奨度Aの治療薬を服用することをオススメします!
参照:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
「フィナステリド」について詳しく知りたい方はこちら!
「ミノキシジル」について詳しく知りたい方はこちら!
AGA治療の費用について
AGA治療の費用相場を調査し、治療方法ごとにまとめてみました!
ただ、AGA治療は保険適用外。
そのためクリニックによって治療費には差が出てきますが、参考程度にご覧ください。
- 内服薬による治療:1,800円〜15,000円(月々)
- 内服薬+外用薬による治療:月々15,000円〜33,000円(月々)
- 植毛治療:220,000円〜360,000円
- 注入薬による治療:27,500円〜121,000円(1回)
AGA治療の費用相場は、大体「月々16,000円」。
選ぶ治療方法によっても費用は大幅に変わってくるので要注意です。
治療をスタートする際には、ご自身のお財布とじっくり相談して治療方法を決めていきましょう!
「AGA治療の費用」について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
AGAはどこで相談するのがベスト?
AGAの治療は、一般的に
- 皮膚科
- AGA専門クリニック
の2つの医療機関で相談することができます。
AGA専門クリニックでは、AGA専門医が在籍していて、あなたに合った専門的な治療を受けることが可能です。
より早く効果を実感したい方は、AGA専門クリニックに相談することがオススメ。
ただ、いきなりAGA専門クリニックに行くのはハードルが高いかと思います。
抵抗がある方は、一度皮膚科を受診してみても良いかもしれません。
AGAは早めの対策が1番!
この記事では、AGA治療を始めるにあたって事前に抑えておきたい情報をご紹介してきました。
AGAは進行性の症状。
「少し薄毛が気になってきた…」と思っても放置すればするほど、薄毛は酷くなってきます。
そのため、AGAは早めに対策することがポイントです。
20代〜30代の若い方でも、少しでも薄毛が気になり始めたら、AGAが悪化していく前に早めに医療機関へ相談することをオススメします!