2023.10.20
AGA治療で保険適用される4つのケースとは?費用を抑えるコツも!
治療費が高額なイメージがあるAGA治療。
「保険は適用できる?」「できるだけ費用を抑える方法は?」など、費用に関する疑問は多いのではないでしょうか。
AGAの治療をはじめるにあたり、お金のことは事前にしっかりチェックしておくことが大切です。
この記事では、AGA治療の保険適用の有無や、治療にかかる費用についてもわかりやすく解説していきます。
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AGA治療は基本的に保険適用できない
残念ながら、AGA治療は基本的に保険が適用されません。
理由は、命に危険が及ぶ病気ではないから。
保険が適用されるのは、治療をしなければ身体や生命に危険が及ぶ病気が対象です。
風邪や骨折、がんなどは放置すると身体が危険にさらされる恐れがあるため、保険適用で治療を受けることができます。
AGAは、見た目に影響を及ぼし精神的ストレスを受けがちですが、健康に悪影響があるわけではありません。
そのため、AGA治療は保険適用にならず、全額自己負担となります。
皮膚科でのAGA治療では保険適用されるのか?
AGA治療を、専門のクリニックではなく皮膚科で受ければ保険適用される!と思っていませんか?
しかし、AGA治療はどこで受けても基本的には保険適用になりません。
皮膚科での治療をお考えの方は、保険適用されないことも頭に入れておきましょう。
保険適用になる4つの例外ケース
AGA治療の多くは保険を適用できません。
しかし、原因がAGAではない「薄毛治療」であれば保険適用される場合があります。
薄毛治療で保険適用になるケース
- 脂漏性皮膚炎・接触性皮膚炎
- 円形脱毛症の治療
- 抜毛症
薄毛の原因が脂漏性皮膚炎・接触性皮膚炎
薄毛の原因がAGAではなく、脂漏性皮膚炎・接触性皮膚炎だった場合は保険適用で治療を受けることができます。
これらの皮膚炎は放置しておくと抜け毛が増え、薄毛の原因になります。
- 脂漏性皮膚炎:皮脂の分泌の異常で、赤みやフケの症状が現れる
- 接触性皮膚炎:激やアレルギー反応となってかゆみを伴う湿疹が現れる
AGAだと思ってクリニックや病院に行った際に、頭皮チェックで症状が確認されれば、保険適用で治療を受けることが可能です。
心当たりがある方は、医師に相談してみましょう!
円形脱毛症の治療
円形脱毛症とは、円形や楕円形に髪の毛が抜けてしまう病気です。
薄毛の原因が、円形脱毛症だった場合には、ステロイド外用剤などの外用液が保険適応となっています。
抜毛症
抜毛症とは、髪やまつ毛を抜きたいという衝動が抑えられず抜いてしまうという病気。
強迫神経症の一種で精神疾患とされています。
抜毛症の治療は精神科や心療内科で行い、保険が適用されます。
「無意識のうちに髪を抜いてしまっている…」「髪を抜くのをやめたいけどやめられない」という症状でお困りの方は、お近くの病院で相談してみてください。
保険適用における注意点
先述した症状の方は保険適用になることが多いですが、一点注意していただきたいことがあります。
それは、保険診療と保険外診療の併用は原則禁止という点です。
例えば、円形脱毛症の治療とAGAの治療を同時に進める場合には全額自己負担となります。
AGA治療の費用相場
AGA治療は保険適用がされないため、事前に費用についてチェックしておくと良いでしょう。
AGA治療に必要な主な費用は以下の4つです。
- 初診料・再診料
- 検査料
- 薬代
- その他の治療の費用
治療内容にもよりますが、「15,000円〜」が相場とされています。
1年間で考えると、最低でも「180,000円」かかってしまうのです。
ただ、AGA治療には様々な治療方法や治療薬があり、クリニックによって費用が変わってしまうため、「費用はこの値段!」と断定できるものではありません。
AGA治療の費用について詳しく知りたい方はこちら
AGA治療の費用をできるだけ抑えるコツ
AGA治療は保険が適用されないうえに、発毛効果を実感するには長い期間がかかります。
治療を長期にわたって継続していくならば、できるだけ費用は抑えたいところ。
ここでは、AGAの治療費を安く抑える方法をご紹介します!
1.早めに治療をスタートする
AGAは進行性の症状です。
放置すればするほど、薄毛の範囲が広がり、その分服用する治療薬の数も増えてしまいます。
しかし早い段階でAGA治療を始めることで、治療薬の数や治療する範囲も少なくなるため、費用を安く抑えられます。
早めに治療をスタートすることで、コストを抑えられますし、効果も早く感じることができます。
2.初期費用が安いクリニックを選択する
AGA治療に必要な費用は、治療費や薬代だけではありません。
AGA治療の初期費用
- 初診料
- カウンセリング費用
- 血液検査費用
- 遺伝子検査費用
少しでも費用を抑えたい方は、初期費用をできるだけ安く済ませることが重要です。
初診・カウンセリングは、無料で受けられるクリニックが多いです。
また、血液検査や遺伝子検査も、治療をスタートするなら無料で行ってくれるクリニックもあります。
費用を抑えるためにも、クリニックの情報を事前にチェックしておきましょう!
3.ジェネリック医薬品を選択
AGA治療薬は「先発品」と「ジェネリック医薬品」の2種類が選択可能な場合があります。
費用を抑えたい場合は「ジェネリック医薬品」を選びましょう。
ジェネリック医薬品とは、先発品の特許満了後に開発された薬。
先発品と同じ有効成分で作られていますが開発費がかかっていないので、比較的安価で購入が可能です。
ジェネリック医薬品と先発品の価格(駅前AGAクリニック)
- プロペシア(先発品):7,700円(税込)/1ヶ月
- フィナステリド(ジェネリック): 4,620円(税込)/1ヶ月
ジェネリック医薬品と先発品は、成分も同じで効果もほとんど変わらないため、コスト削減のためにはジェネリック医薬品を選択してみましょう!
4.オンライン診療を利用する
最近では、オンラインによる治療薬の処方を行っているAGA専門クリニックが増えています。
オンライン診療は、スタッフの人件費がかからない、設備費用がかからない、などという点で、クリニックでの治療よりも安く薄毛治療を受けられるケースがほとんどです。
また、待ち時間がないことや、交通費がかからないというメリットがあります。
費用だけでなく時間も削減できるので、忙しい方にはかなりオススメです。
ただ、画面越しでは分かりづらいこと、薬の送料がかかる場合があること、などのデメリットも理解した上で、あなたに合った方法を選ぶようにしてください。
まとめ
この記事では、AGA治療での健康保険の扱いや、費用削減の方法などをお伝えしてきました。
AGA治療は基本的に、保険適用にならず全額自己負担になります。
治療方法やクリニックによって費用が大きく異なるため、どのクリニックでどの治療方法を選ぶのか、ご自身でしっかり考えておきましょう。