2022.09.12
包皮輪狭窄は手術が必要!危険性や治し方について解説します
「セックスする時に痛みを感じる」「勃起すると剥くことができない…」という方は包皮輪狭窄かもしれません。
「包皮輪狭窄」とは、通常時は包皮を剥くことができるのに勃起すると剥けない状態のことです。
包皮輪狭窄はカントン包茎になってしまう可能性もある危険な包茎です。
治療せず放置すると、様々なデメリットに悩まされることもあります。
この記事では、包皮輪狭窄の症状、危険性、治療方法についてお伝えしていきます。
正しい知識を身につけ、あなたにあった対処法を見つけてみて下さい。
Index
包皮輪狭窄(ほうひりんきょうさく)とは?
「包皮輪狭窄」とは、簡単に言うと勃起時だけ剥けない状態の包茎です。
包皮輪狭窄は仮性包茎の一種で、通常時は包皮を剥いて亀頭を露出させることができます。
しかし勃起すると締め付けが強く包皮を剥くことができない、または剥けたとしても痛みが生じてしまいます。
包皮輪狭窄の原因
包皮輪狭窄の原因は、包皮輪が狭いことにあります。
包皮輪とは、包皮の先端の口部分のことです。
勃起するとペニスや亀頭は膨張し大きくなります。
通常に亀頭を露出できるペニスでは、包皮輪の広さが十分なためストレスなく亀頭を露出することができます。
しかし包皮輪が狭いと、勃起時に膨張した亀頭が包皮輪に引っかかってしまい、亀頭が露出できなくなるのです。
カントン包茎との違い
包皮輪狭窄型の包茎の方が、無理に包皮を剥いてしまうと包皮が元に戻らなくなり、亀頭の下部分を締め付けてしまう危険性があります。
このような包皮が元に戻らなくなってしまった状態が「カントン包茎」です。
つまり、「カントン包茎」は包皮輪狭窄型の包茎の方が陥りやすい症状なのです。
カントン包茎になってしまうと、亀頭や亀頭周辺が腫れ上がります。
最悪の場合、亀頭への血流が止まることで鬱血を起こしペニスが懐死することもありえるため、早急にクリニックへ相談へ行きましょう。
包皮輪狭窄は痛い!
包皮輪狭窄の包茎の方は日常的にも支障をきたしてしまっている場合が多いです。
例えば、
- 剥くことはできるけど、痛いから長時間はできない
- 皮が挟まったら、スムーズに剥くことができない
- いつもペニスがチンカスでベタベタしていて辛い
などといった悩みがあります。
普通に生活していても痛みを伴う場合もありますので、早めの対策が必要です。
包皮輪狭窄のデメリットと危険性
包皮輪狭窄型の包茎は様々な面でデメリットや危険性を感じることがあります。
そのため、早いうちに包皮輪狭窄を改善しておくことが良いでしょう。
ペニスが不衛生で悪臭を放ってしまう
包茎の方は、ペニスが不衛生になりがちです。
常に亀頭に包皮が被ったままのため、恥垢(チンカス)が溜まりやすく、さらに蒸れやすい環境によって雑菌を繁殖させてしまうため、臭いも放ってしまいます。
恥垢(チンカス)は、尿や分泌物などが固まった白いカスのようなものです。
治療をすることによって、常に亀頭が露出されるため、恥垢(チンカス)の量が減り臭いや雑菌を減らすことができるので、快適に過ごすことができるでしょう。
カントン包茎になる可能性がある
先ほどもお伝えしたように、カントン包茎になる恐れがあります。
包皮輪狭窄型の包茎の方が、無理に包皮を剥こうとした際や、セックス中に包皮が剥けてしまった際に、包皮が元に戻らなくなりカントン包茎に陥ることもあり得ます。
カントン包茎になり鬱血してしまわないよう、早いうちに治療をしておきましょう。
セックスを苦痛に感じてしまう
包皮輪狭窄型の包茎の方が、セックスをしようとすると以下のようなリスクが出てくるかと思います。
- セックスが痛くてできない
- 包皮の上からコンドームを付けるため外れやすくなる
- 包皮を無理に剥きセックスすると、締め付けられてカントン包茎になりかねない
- 無理に包皮を剥き出血してしまう
- 女性へ性病をうつしてしまうリスク
治療を受けることにより、今まで不安を感じていたセックスに対しても積極的になれるでしょう。
包茎を改善して「セックスに自信が持てるようになった」「セックスを楽しめるようになった」と仰られる男性も多くいます。
性病にかかりやすい
包皮輪狭窄は、恥垢(チンカス)が溜まりやすいです。
さらに常に包皮に覆われて湿った状態になっているため、細菌やカビが恥垢(チンカス)を食べて増殖していき、性病を発症してしまいます。
包皮輪狭窄を改善することで、亀頭を常に露出させることができるため性病にかかるリスクを下げることができるのです。
それと同時に、パートナーの方にも性病をうつしてしまうリスクも減り安心してセックスをすることができます。
また、包茎の方がなりやすいと言われている「亀頭包皮炎」などの病気も予防することができます。
見た目にコンプレックスを感じてしまう
包皮輪狭窄は見た目も悪く、コンプレックスを持っている方も多くいるのではないでしょうか?
「女性に嫌われるのではないか」「周りに包茎とバレたくない…」など様々なストレスがあると思います。
包茎を治療することで、見た目も改善されるためコンプレックスを解消することができます。
女性にどう思われるのか心配…と不安がある方は包茎手術で包皮輪狭窄を改善することが良いかもしれません。
包皮輪狭窄は自力で治せるのか?
包皮輪狭窄は男性にとってコンプレックスであり、なかなか人に相談しづらいかと思います。
さらに手術を受けるとなると、費用が高額になったりメスを入れるのが怖いという理由で「手術はしたくない」「自力で治したい」と考える方も多いのではないでしょうか。
ここでは、包皮輪狭窄を自力で治す方法や危険性についてお伝えしていきます。
包皮輪狭窄を自力で治す方法
包皮輪狭窄を自力で治すためには、包皮輪を広げる、伸ばすということが必要です。
そのためには、トレーニングを行ったり器具を使用します。
もし自力で頑張るのなら、あくまでも自己責任で危険性があることは念頭に置き、注意をして行って下さい。
むきむき体操を行う
包皮輪狭窄を治すために、包皮輪の皮を伸ばす運動「むきむき体操」があります。
毎日お風呂で包皮輪の皮を伸ばしていきます。
ただ、いつになったら包皮輪が広がるのか分かりませんし、ばい菌などが入る可能性もあります。
効率や衛生面を考えると、むきむき体操はおすすめできません。
「むきむき体操」に関する詳しい内容についてはこちらの記事を参考にして下さい。
包茎改善体操「むきむき体操」はいつから始めるべきなのか ?
キトー君を使用する
包皮輪狭窄の方が使用できる矯正器具に「キトー君」というものがあります。
キトー君は、先端を包皮と亀頭の間に差し込み包皮口を広げることが目的です。
包皮輪狭窄は包皮輪が狭いため、キトー君で徐々に広げていきます。
しかし危険性も高くあまりオススメはできません。
使用する際は、自己責任で正しい方法で使用して下さい。
自力で治すことは不可能に近い
自力で治す方法をお伝えしてきましたが、自力で包皮輪狭窄を改善するのはほとんど不可能です。
残念ながら、まだ成長過程である10代であれば包皮輪狭が治る可能性もありますが、成長期を終えてしまうと自力でどれだけ頑張っても治る可能性は低いと言われています。
自力で治すには危険性も
矯正器具などを使って自力で治す際には以下のようなリスクが伴うことは覚悟しておいて下さい。
- 器具がペニスに合わず炎症を起こしてしまう
- ペニスを損傷してしまう
- 包茎が余計に酷くなる
ペニスには安全が何よりも重要です。
もし、使用される際は自己責任で無理のない範囲で使用をするようにして下さい。
「包茎矯正器具」に関する詳しい内容についてはこちらの記事を参考にして下さい。
自力で試せる包茎矯正器具のメリットとデメリットについて
包皮輪狭窄を確実に治すには手術しかありません!
包皮輪狭窄は、様々な面からリスクが高いといえます。
包皮輪狭窄を包皮輪狭窄を確実に安全に治すには、包茎手術がオススメです。
矯正器具を使用したり、ムキムキ体操などで自力で治す方法もありますが、余計に状態が酷くなってしまう恐れもあるためオススメはできません。
包茎手術を受けるメリット
包茎手術を受けることで、以下のようなメリットが得られます。
日常的なストレスからの解放
- トイレに行った時にスムーズに皮が剥ける
- お風呂でも簡単に洗うことができる
- 毛を巻き込む辛さから解放される
- 皮膚が赤くなることがない
- 夜中に勃起して痛みで起きることがない
- 早く確実に包皮輪狭窄を治すことができる
- ペニスを衛生に保つことができる
- カントン包茎を防ぐことができる
精神的なストレスからの解放
- セックスに積極的になれる
- 性病を予防することができる
- ペニスへのコンプレックスが解消されポジティブになれる
包皮輪狭窄も改善され、包茎のストレスや不安からも解放されるでしょう。
包皮輪狭窄の手術は保険が適応される場合もある
包茎手術は「包茎専門クリニック」と「泌尿器科」のどちらかで受けることができます。
包茎専門クリニックで手術を受ける場合は保険は適応されませんが、泌尿器科ですと基本的に仮性包茎以外の包茎なら保険が適応されます。
包茎手術の費用例
- 包茎専門クリニック:5万〜60万円以上
- 泌尿器科:1万〜3万円程(保険適用)
費用面だけで考慮すると「泌尿器科」で手術を受ける方がお得な気がします。
しかし泌尿器科では、術後のペニスの見た目や仕上がりを重視していないため、手術跡が残ってしまうという可能性があるのです。
「手術したのがバレたくない…!」という方は包茎専門クリニックで手術を受けることをオススメします。
「泌尿器科」と「包茎専門クリニック」の違いに関する詳しい内容についてはこちらの記事を参考にして下さい。
包茎手術は泌尿器科か専門クリニックか?それぞれのメリット・デメリット
泌尿器科での保険適用について
泌尿器科で手術を受けると保険が適用されることがほとんどですが、「包皮輪狭窄型の包茎」は必ず保険適応される!とは言い切れません。
カントン包茎や、包皮輪狭窄を伴う真性包茎、「炎症を起こしている」「痛みがある」などと日常に支障をきたしている場合は保険が適応される可能性はあります。
できるだけ費用をかけず仕上がりの良さも気にしないのであれば、一度泌尿器科へ相談に行ってみるのも良いでしょう!
失敗しない包茎治療はココ!オススメの包茎クリニック5選
包茎治療は何度も通院や治療をするのではなく、一生に一度きりの大事な治療です。
失敗して後から治療したことを後悔しないためには、専門クリニックの選択を間違わないことが何よりも大切。
ここでは包茎クリニック選びで大事なポイントとなる
- 豊富な治療実績
- 高い医療技術
- 患者様ファースト
- 明朗会計
- 充実したアフターケア体制
以上の5つを高いレベルで提供されている大手クリニックに厳選してご紹介します。
それぞれ特徴や強みが違いますので、ご要望にマッチした選択をして下さい。
ABCクリニック
治療の質と費用のコストバランスを第一にお考えの方にオススメのクリニックが、優れたコストパフォーマンスで知られるABCクリニックです。
ABCクリニックは全国に21店舗を展開している男性専用の美容外科クリニックで、年間平均来院数も11,726人と特に20〜30代の若い世代の男性から高い支持を得ています。
包茎手術だけでなく亀頭増大や長茎術といったペニスの強化も人気で、幅広い治療に対応していることや、痛みが心配な方には二重麻酔で徹底した減痛治療を行うなど、患者様一人ひとりに寄り添った対応が大変好評です。
実績豊富な執刀医の治療が比較的安価で受けることができ、質と費用のバランスが最も取れたクリニックとして口コミでも高く評価されています。
開業当初から徹底した明朗会計で、質の高いアフターサービスも治療費込みで受けられるなど、安心して治療の相談ができるでしょう。
メンズライフクリニック
メンズライフクリニックは全国に15院展開している男性専門美容クリニックです。
全て男性スタッフで構成されていて完全予約制で個室も完備。
デリケートな悩みであるペニスの相談も周りを気にせず安心して行えます。
メンズクリニックの強みは症例実績10万人以上という高い信頼性と、完全ハンドメイドによるクオリティ―重視の治療です。
高度な医療技術を持った専門医による手技で、自然な仕上がりと痛みの少ない治療を行ってくれるだけでなく、他院の手術による失敗や満足できなかった修正治療も得意にしています。
長茎・短小手術など男性器全般の治療も幅広く対応していますので、総合的にペニスのコンプレックスを解消したい方にオススメです。
アトムクリニック
アトムクリニックは包茎治療実績15,000件以上を誇る、経験豊富なクリニックです。
モットーは、「傷跡は目立たせず、きれいな仕上がりは当たり前。」
長年の経験をもとに考案された独自の施術方法「Narumi式美容包茎手術」では、包茎を治すだけではなく理想の美しい仕上がりにしてくれます。
また、完全予約制でカウンセリングから診察まで完全個室。
プライバシーの配慮を徹底しているため誰にも知られず治療が可能です。
包茎手術では、治療後に高額請求される事例が問題視されています。
アトムクリニックでは、患者様が事前に費用を把握可能なシステムを取り入れているため、費用面でのトラブルに対する心配も不要です。
術後の仕上がりやプライバシーへの配慮を重視したい方におすすめのクリニックです。
上野クリニック
全国で知名度も高く、実績豊富な大手美容クリニックといえばタートルネックを半被りした男性モデルで有名な上野クリニックです。
上野クリニックは日本全国の主要都市を中心に15店舗を展開。創業は約31年(2022年度)で総来院数は30万人以上、年間包茎手術実績が1万人を超えるという高い実績を誇ります。
「より自然な仕上がり」を実現する専門医たちで構成された上野クリニックでは、高い治療技術だけでなく、包茎手術を検討される男性に対して10 + 2の安心を約束していることも高評価を得ている要因です。
サポート体制も万全で、包茎だけでなく男性器全般のお悩みもご相談でき、24時間電話相談できる窓口を設置しているなど、急なトラブルや不安にも迅速に対応してくれます。
治療だけでなく術後も安心して過ごすために、治療実績やアフターケアを重視される方にオススメのクリニックです。
東京ノーストクリニック
東京ノーストクリニックは創業33年(2023年度)と大手美容クリニックの中で最も老舗のクリニックで、業界でも最多の35店舗を展開している大手クリニックです。
東京ノーストクリニックは都内だけでも5店舗、首都圏・東海・関西にある主要都市はもちろんのこと、盛岡や新潟・長野、西日本では高松や松江といった地方都市にも店舗があって日本全国どこでも通いやすく相談しやすいといった特徴があります。
また、通いやすいだけでなく安価な料金設定で治療を受けやすいことや、切らない包茎手術から仕上がりに特化した治療方法まで患者様のニーズに合わせた提案をしてくれます。
口コミや紹介で来られる方も多く存在し、症例実績も12万件以上(2022年現在)と、これまで治療に対して躊躇されていた方も安心して治療の相談をすることができるでしょう。
公式サイトからWEB予約すると治療費から1万円割引が適用されるなど、患者側にとって嬉しいサービス体制が充実していることも高評価を得ている理由でもあります。
包皮輪狭窄が悪化する前に早めに専門医に相談を
この記事では、包皮輪狭窄の症状、危険性、治し方についてお伝えしてきました。
自力で包皮輪狭窄を治すには多少のリスクは存在します。
そのため、確実に治すためには手術するのが有効な手段です。
カントン包茎へと悪化する前に早めに手を打つことが大切です。