2022.11.24
途中で萎える中折れは40代以降でなぜ急増?予防と対策について
中折れとは挿入中に萎えてしまう症状で勃起不全であるEDの一種です。
若い頃には何の問題もなく最後の射精まで行えていたのに、途中で萎えてしまって行為を中止せざるをえず、場合によってはパートナー女性を不安にさせてしまいます。
この中折れは40代以降のミドル世代の方に多く見られ、シニア世代に突入する60歳ごろには男性の約7割以上が中折れに該当するとまで言われているほどです。
この記事では中折れが40代以降から増える理由と対策について解説していきます。
Index
中折れの主な原因について
挿入中に萎えてしまう中折れの主な原因には大きく以下の3つが指摘されています。
精神的ストレス
中折れの原因として年代に関係なく多い理由が精神的ストレスによるものです。
20代や30代といった若い方の中折れの原因で最も多いとも言われています。
この心因的な原因には過去の性行為の失敗や、その失敗からくる「次も失敗したらどうしよう…。」といった過度な不安や心配で余計に悪化することが挙げられます。
特に包茎やペニスのサイズを過剰に気にしている方に多い傾向があるため、出来るだけ考えすぎたり引きづらないようにすることが大事です。
また精神的ストレスによる中折れは、一人ひとりで感じ方が異なるため原因を特定しづらいといった問題も大きいです。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れは中折れ含むEDの原因として十分考えられる要素です。
運送不足や偏った食事、過度な喫煙や飲酒、睡眠不足など不規則な生活が続くことで高血圧症や糖尿病などの生活習慣病を引き起こします。
若い頃は元気で体力の回復も早いため気づきにくいですが、こうした不規則な生活に対するツケは30代後半あたりから体力の衰えや体の異変を感じやすくなってきます。
勃起には十分な血液が必要ですが、生活習慣病によって血流が悪くなると勃起に必要な血液が不足し、勃起力の低下を招くことになってしまうのです。
加齢
若い20代の方でも発症の可能性が十分にある中折れですが、加齢も中折れの原因として大きく関係しています。
加齢に関しては誰もが訪れることであり、止めることはできませんが男性ホルモンを活性化させるサプリメントを摂取するなどの工夫をすることで衰えを通常より軽減することは可能です。
加齢との向き合い方を考えることが非常に大事になってきます。
中折れを自力で治す3つの方法
途中で萎える中折れは自力で改善することも十分可能です。
ここでは主な自力による改善方法についてお伝えします。
不規則な生活習慣を見直す
中折れの防止や改善にまず欠かせないのが生活習慣の見直しです。
生活習慣の乱れは中折れなどのEDも関係しますが、健康上のリスク軽減にも大きく影響を及ぼします。
偏った食生活や過度な飲酒や喫煙を控えるようにしましょう。
勃起は男性にとって元気のバロメーターでもあります。
生活習慣の見直しは中折れの防止や改善にとっても大切です。
適度な運動を行う
年齢を重ねるのと比例して定期的に運動を行っている人も減ってきます。
軽い有酸素運動や筋トレなど、適度な運動習慣を身につけることでED予防に効果があります。
また、PC筋と呼ばれる恥骨と尾骨を結ぶ勃起を支える筋力もまた加齢に伴い低下してきますので、意識的に鍛えるようにしましょう。
鍛え方もかんたんで肛門をキュッと締めたり緩めたりを繰り返すことで鍛えられます。
お家の中や、通勤中の電車の中でも手軽に行なえますので継続もしやすいです。
勃起力を高める栄養素を摂取
勃起力や精力に関わる食事や栄養サプリを意識的に摂取することも中折れ予防や改善に効果的です。
特に栄養素が不足しがちで生活習慣の影響が心身に出やすくなる40代以降の方は積極的に摂取しましょう。
食材
精力アップの栄養素が多く含まれている食材では、牡蠣が挙げられます。
牡蠣はセックスミネラルの食材として知られ、男性ホルモンであるテストステロンの活性化に関係する亜鉛や必須アミノ酸などを多く含んでいるためオススメです。
ただし、火を通してしまうと亜鉛の摂取量が減少するため、できるだけ生牡蠣を摂取するようにしましょう。
他にもアボカドやオクラ、ニンニクも勃起力や精力アップの栄養素が豊富なため積極的に摂取するとよい食材です。
サプリメント
なかなか食材から摂取が難しい方は勃起力に効果的なアルギニンやシトルリンといった成分を含んだサプリメントの摂取がオススメです。
ただし、薬ではないため即効性がないことを予め認識しておくことや、科学的根拠に乏しい商品かどうかの見極めが必要であることを事前に把握しておきましょう。
大手国産メーカーなど実績や信頼できる製造元が作った商品を購入することが大切です。
もし中折れになってしまったら?改善効果が高いED治療薬
中折れは自力での改善が可能ですが、生活習慣の見直しや適度な運動はすぐに効果が出るわけではなく長期的な継続が必須です。
中折れの症状がすでに現れている場合は、ED治療薬による治療が効果的で即効性にも期待できます。
ここでは代表的な3つのED治療薬をご紹介します。
バイアグラ(シルディナフィル)
ED治療薬で最もメジャーな治療薬がバイアグラです。
バイアグラと聞くと「心臓に悪い」といった印象をもたれる方も多いですが、元々は心臓の治療薬として血流を良くするための薬で、安全性についても国から認められています。
バイアグラはシルディナフィルというペニスへの血流を促す効果が高く認められていて、安全性もED治療薬の中でも高いとされています。
ただし、服用から1時間ほど効果を勃起力を発揮するまで時間を要するため、服用の仕方に注意しないと十分な効果が得られません。
服用する量やタイミングに関しては医師の指示に従って使用することが必要です。
シアリス(タダラフィル)
シアリスは勃起の持続時間が長いことで知られるED治療薬です。
バイアグラと比べると一般的な認知度は低いですが、効果的なED治療薬の一つとしてよく処方されます。
その持続効果は最大でなんと36時間。
主要のED治療薬の中でも最大です。
他にもアルコール摂取の影響を受けにくい、副作用が少ないといったメリットがあります。
デメリットは薬の効果が出るまでの時間が3〜4時間必要な点です。
レビトラ(バルデナフィル)
レビトラはドイツに本社があるバイエル社が発明したED治療薬で、日本でも承認されているメジャーな治療薬です。
レビトラは最も即効性が高いED治療薬と言われていて、服用から効果を発揮するまでおよそ15分という即効性を誇ります。
持続時間も4〜5時間と、性行為を行うにあたって十分な時間を確保できることから人気も高いです。
デメリットとしては既往症や併用して飲めない薬が多いなど、服用に関する制限が多いことが挙げられます。
ED治療薬は必ず医師から処方されたものを処方すること
基本的にED治療薬は専門のクリニックで医師の診察を受けないと処方できません。
まれにネットサイトなどで未承認のED治療薬が流通していますが、安全性も確認できないため大変危険です。
絶対に購入したり、服用しないようにしましょう。
中折れはしっかり対策すれば予防や改善が可能
ここまで中折れについて解説しました。
ここまでの内容をまとめますと
- 中折れは誰にでも起こりうるED
- 40代以降に増える傾向がある
- 若い20代でも3割近く経験あり
- 中折れは生活習慣の見直しで改善可能
- 即効性が高いのはED治療薬による治療
以上になります。
今回ご紹介したED治療薬による治療を行いながら、適度な運動など生活習慣の見直しも併行して行っていくことで中折れの改善だけでなく再発防止も図ることができるでしょう。