2022.10.14
【陰茎折症】騎乗位でペニスが折れる!?原因や対処法について
陰茎折症(いんけいせっしょう)という言葉をご存知でしょうか?
陰茎折症とはペニスがポキっと折れてしまう怪我のことを指し、主にセックス中に発症することが多いと言われています。
大切なペニスがセックス中に折れてしまうなんて恐怖を感じてしまいます…。
「セックス中にポキっと音がしたけどこれって折れた?」「もし陰茎折症になってしまったらどうなるの?」と気になることや不安に思うことも多いです。
そこでこの記事では気になる陰茎折症について、原因や対策、対処方法についてお伝えしていきます。
正しい知識を身につけて、楽しいセックスライフを送りましょう。
Index
陰茎折症とは
陰茎折症とは、勃起時に極度な鈍的外傷(外部からの強い打撲)が加わった時にペニスが折れてしまうことを指します。
ペニスは海綿体というスポンジのような組織でできており、海綿体は白膜という膜に覆われている状態です。
勃起すると海綿体に流れ込む血液量が増え膨張し、白膜に包まれているため固くなります。この時、海綿体は1,500mmHgの強い圧力(人の血圧の10倍以上の圧力)までは耐えられると言われているようです。
外部からの強い力がペニスに加わることで、白膜などの組織が断裂してしまい、陰茎が変形したり腫れ上がります。
ただ、陰茎折症が起こるのは比較的稀なことで、175,000 例の救急疾患中 1 例の頻度*と言われています。
陰茎折症の症状
陰茎折症の症状として有名なのが、折れた時にポキっという断裂音が聞こえることです。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、なんと陰茎折症を発症してしまった方の90%が聞いているという報告があります。*
ポキっという音がしてから、ペニスに激しい痛みが伴い以下のような症状が起こってきます。
- ペニスが腫れ上がる
- ペニスが屈曲する
- 白膜が裂け、出血する
- ペニスが赤黒く変色する
もし陰茎折症になってしまった場合や、このような症状に心当たりがある方は、直ちに泌尿器科に行くようにして下さい。
陰茎折症の原因はセックス!
ペニスが折れてしまうなんて恐怖ですよね…。
実は原因の多くはセックスなのです。
騎乗位で陰茎折症が起こる!
女性が上に乗り動いてもらう騎乗位ですが、膣からペニスが外れた時に「折れそうで少し怖い!」という経験をしたことはありませんか?
短いストローク(ペニスの移動距離)で動いてもらっている時は安心できるのですが、大きく激しいストロークの場合、ペニスが膣から外れそうになった所にドンっと腰を下された時にポキっと潰れてしまうことがあります。
体重が軽い女性ならまだ「痛っ!!」という程度で済むかと思いますが、体が大きい女性が上下のピストン運動でペニスを外してしまった時は要注意です。
雰囲気を壊さないためにも「激しくするのはやめて」と言いづらいと思うので、「ゆっくりされる方が気持ち良い」と優しく伝えてみたり、そもそも騎乗位をするのを止めるということが対策といえそうです。
また、正常位やバックで陰茎折症が起こる場合もありますが、それは男性自身が激しくしすぎたために起こることなのでそれは自業自得だと思います。
オナニー中にも起こることがある
通常のオナニーならペニスが折れることはありませんが、激しいオナニーや特殊なオナニーをしていると、陰茎折症を起こしてしまうことがあります。
床(畳や布団)にペニスをこすりつける床オナニーや、角にペニスをこすりつける角オナニーを行っている方は、床や角でポキっと折れてしまうかもしれないので注意して下さい。
睡眠中にも起こることがある
実は睡眠中にもペニスが折れてしまう危険が潜んでいます。
睡眠中にペニスが勃起した時にそのまま寝返りをし、自分の体でペニスを押し潰してしまい陰茎折症が起こってしまうことがあります。
また、お子様がいる方は危険です。
朝立ちしている時にお子様が飛び乗ってきたという状況で発生することもあるので、注意が必要です。
陰茎折症の後遺症とは?
セックス中にポキっと鳴って痛みを感じた、ペニスが腫れている、という症状があるにも関わらず、「どうせ直ぐに治るだろう」「恥ずかしくて病院に行きたくない」と自己判断してしまい、稀に病院へ行かず陰茎折症を放置してしまう方がいます。
治療せずに放置したままだと以下のような後遺症が残ることがあり、取り返しがつかなくなります。
- ED(勃起障害)になってしまう
- ペニスが変形、湾曲してしまう
- 尿道損傷が起こる
尿道損傷は、血尿が出たり排尿時に痛みを伴うなどという症状があり、尿を出すことができなくなるという恐れもあるのが特徴です。
また、ペニスが変形してしまうことで、ペニスが使い物にならなくなりセックスができなくなる!という恐れも大いにあり得ます。
少しでも陰茎折症の症状に心当たりがあるのであれば、早めに泌尿器科を受診しましょう。
陰茎折症の治療方法
陰茎折症が起こってしまった場合、手術によって避けた白膜を糸で縫合しペニスの修復を行います。
早めの治療をしないとED(勃起障害)などの後遺症が残る場合もあるので、迅速に病院へ行きましょう。
陰茎折症は外科・泌尿器科・形成外科で治療を受けられますが、その中でも泌尿器科に行くことをオススメします。
泌尿器科は、男性特有の臓器のほとんど全ての病気を診てくれるペニスの専門家だと言えるのでまずは泌尿器科に行くようにして下さい!
軽度な陰茎折症なら自然治癒できるのか?
ごく稀に、セックスの最中にポキっという音と同時に痛みはあったにも関わらず、腫れ上がったり変色が起こらないケースがあります。
外見の異常や痛みの症状ないため、「軽度な陰茎折症なので放置すれば治る!」「陰茎折症ではないだろう」と自身で間違った判断をされる方も多いです。
ただ、症状がない場合でも、ポキっという音がした!などという異変があれば手遅れになる前に早急に泌尿器科を受診しましょう。
軽度だからといって放置していると、徐々にペニスが湾曲していき、いわゆる「湾曲ペニス」になりかねません!
また、軽度な陰茎折症で血が出ている場合は放置していると出血などは止まりますが、後遺症としてEDが残る可能性があるため、例え軽度であっても直ちに泌尿器科へ行くようにして下さい。
発症した直後に治療すれば、湾曲ペニスなどの後遺症も起こらず勃起にも支障はありません。
陰茎折症が起こったら恥ずかしがらずに直ちに泌尿器科へ!
ここまで、陰茎折症についてお伝えしてきました。
陰茎折症は大切なペニスの機能を失ってしまう可能性がある恐ろしい病気です。
2つのポイントを押さえて、万が一の場合に備えましょう。
- 勃起中のペニスに強い圧力がかからないように配慮する
- 陰茎折症になってしまったら恥ずかしがらず早急に泌尿器科へ行く
ポキっという音が聞こえたり、セックス後にペニスが腫れ上がるなど「これって陰茎折症?」と少しでも感じたら放置せず病院へ行くことが最善です。
迅速に適切に処置すれば、後遺症もなく通常の生活を送ることができるでしょう。
女性が上に乗る騎乗位には、最大限の注意を払って楽しいセックスライフを送りましょう!